橋本 紡 |

三重県伊勢市出身。第4回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞。代表作は『バトルシップガール』『リバーズ・エンド』『半分の月がのぼる空』(いずれも電撃文庫)、『猫泥棒と木曜日のキッチン』など。透明感溢れる文章は多くの読者の共感を得ている。大好きなのは眠ること。小さな家に人間ふたりと猫二匹で暮らしている。
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僕にとって『半分の月がのぼる空』はとっておきの話です。物書きになった頃から、自分の故郷を舞台とした話をいつか書こうと思い続けてきました。そのときが来るまでは……つまり自分に書き上げる力がつくまでは、中途半端な形で出すことだけはすまいと「心の金庫」に入れていた話です。ようやくその思い が叶ったのは、プロになってから五年目のことでした。そのとっておきの話が、こうして映像化されるまでに至ったことを、本当に嬉しく思っています。まずなによりも読者のみなさん、ありがとう。それからアニメを作って下さるスタッフの方、よろしくお願いします。原作を踏み越えていくような作品を期待してます。 |
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